「沖縄の教育格差を無くしたい」そう決心した大学生が往復14時間かけて宮崎で焼酎を売る理由
仲間飛我 なかまひゅうが
プロフィール
沖縄県那覇市出身
福岡大学 法学部2年
趣味 テニス・映画やアニメの一気見
目次
往復14時間かけて宮崎県日南市で焼酎を販売する福岡大学の仲間くん
仲間くんは福岡大学の2年生でありながら、毎週片道7時間かけて日南に通っています。
その理由は、日南市飫肥にある日南酒造会館で焼酎を販売するためです。
日南に通うために、火曜日から木曜日は過密な授業スケジュールで大学に行っています。
授業が終わった木曜日の夜に、福岡からバスと電車を駆使して日南に到着し、翌日金曜日から月曜日まで焼酎の販売を行います。
福岡へは火曜日の朝帰り、その日の昼から授業という生活を今年の4月から続けています。
一見すると超ハードな生活ですが、本人は「まったく大変ではない」と言います。
https://www.kankou-nichinan.jp/tourisms/287
そこまでして日南で焼酎を販売することになったキッカケとは?
仲間くんは焼酎が大好きなわけでも、地方創生に興味があったわけでもありません。
それでも日南で焼酎を販売する理由は2つあります。
理由1【酒造会館を存続させるために事業継承の担い手となった】
仲間くんが焼酎を販売することになった経緯は、BIZ CAMPという組織の運営として昨年の夏、日南を訪れました。
そのキャンプで行われる合宿型ビジネスコンテストのテーマの1つに事業継承がありました。
日南酒造会館の販売責任者として働いていた女性が、高齢のために引退することになりましたが、後継者もおらず、酒造会館を運営し続けられないという問題を抱えていました。
そこで、Local Local株式会社を立ち上げ、仲間くんは取締役として、日南酒造会館の運営を業務委託というかたちで、事業継承を任されることになりました。
理由2【焼酎という商材を通して日南を広めていきたい】
これまでBIZ CAMPの運営のために全国の地域創生に熱心な自治体を訪れましたが、日南市民は若者がチャレンジすることを応援する熱量が他の地域に比べ、圧倒的に違ったと言います。
”県外から来た若者を地域の方が快く受け入れ、自然体で応援してくれる。”
その時に感じた【日南という街の素晴らしさ】に惚れ込み、日南で焼酎を販売することを決心しました。
日南市に縁があって事業継承することになった仲間くんはこれを機に、
”日本の後継者問題で消えゆく産業を事業継承していくエコシステムを作りたい。”
”焼酎をしっかり売っていくことで、日南を知ってもらうきっかけになり、それが結果的に最も地域創生に繋がると思っている。”
と語ってくれました。
仲間くんの”やりたいこと”
仲間くんは”日本に存在する「教育格差」を無くしたい”と言います。
仲間くんは沖縄出身であり、幼い頃から沖縄と県外に存在する教育格差を感じたそうです。
沖縄県の子どもの貧困率は、全国に比べて2倍近く、全国で一番高い割合です。
実際に仲間くんが通っていた小学校は貧しい地域であり、お金が無くて高校いけない友達がいました。
”下の兄弟を養うために高校に行けない…”
”受験勉強を一緒にしてくれたけど、高校に通うお金がなくて受験できない友達”
このような現実を経験した仲間くんは、「守りたい人を守れるように強くなりたい」と思ったそうです。
まずは一刻も早く、時間・お金・場所を自分の意思で選べる状態になって、守りたい人たちを守れる最善の手段をあらゆる可能性から選択したいそうです。
そのために仲間くんはこれまで教育関係のNPOで経営補佐を務めたり、沖縄でオンラインのAO入試専門塾を起業したりしてきました。
これからは日南で事業としっかり向き合い、大好きなメンバーと日南で焼酎を販売してきちんと稼ぐ。
県外の人にも宮崎の焼酎を知ってもらって、売り上げが上がれば、将来、地域で10人分の雇用をつくることができるかもしれない。
いずれは沖縄で大切な人を守れるように、また、日本の教育格差を無くせるように、今のうちからスキルと経験を磨く必要がある。
そんな想いを抱いて、今日も日南で焼酎を販売しています。
仲間くんが求めていること
それは、この記事を読んでくださった読者の方に
日南酒造会館に遊びに来て欲しいです。
酒造会館と言うだけあって、豊富な銘柄が揃い、他では入手しづらい焼酎を全て試飲することができます。
日南市の飫肥城下町に立ち寄った際には、是非試飲してみてはいかがでしょうか?
また、金曜日から月曜日は仲間くんが店番をしているので、仲間くんの頑張っている姿を見に行ってみてください!
最後に
仲間くんのHiDANEいかがだったでしょうか?
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ではまた次回のHiDANEでお会いしましょう!
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