松本紗英
プロフィール
出身:宮崎県宮崎市
所属:宮崎第一高校 2年
趣味:歌を歌うこと、本を読むこと
私に学校って必要なのかな
宮崎県内の私立高校に通う松本さん。高校1年生のころ、学校の勉強が自分に必要ないと感じていたそうです。
松本さんは演出家になるのが夢で、当時は演劇のオーディションなども受けていました。
「演出家になりたいから学校を辞めよう」
そう思うようになっていきました。
母の存在
ある日、高校を辞めようと思っている事をお母さんに伝えました。
それを聞いたお母さんは
「本当に学校を辞めてまでやりたいことなの?もしもお母さんが一切支援しないと言っても学校を辞めたいと言える?その覚悟はあるの?」
と言ったそうです。
その時に松本さんは、母や家族を振り切ってまで自分の”夢“を追う覚悟ができていなかったことに気づきました。
もう1つお母さんに言われたのは
「今の高校でしかできないことは必ずある」
ということでした。
そこで松本さんは今しかできないことを意識するようになり、高校に通い続けることを選びました。
そして今できること
今年の2月にドリームプランプレゼンテーションが開催され、松本さんはお母さんに連れられて支援者として参加したそうです。
ドリームプラン・プレゼンテーション
「大人が“夢”を語る姿を子どもたちに魅せる社会」の実現をめざし、2019年2月に宮崎大学で開催された。中学生・大学生・から社会人・企業までの様々な年代の方が”夢“を発表し、それをみんなで応援するというもの。
ドリプラホームページ
そこにコメンテーターとしてアメリカのボストンから、ラーメン屋を経営されてる方が来られたそうです。
中学1の担任の先生に留学の話を聞いて、1人で何かしてみたかったというのもあって、留学に行くものだと思っていた松本さんはその方に
「留学に行きたい」
という”夢“を語りました。
そうすると、「留学なんかすぐにできる」と背中を押され、松本さんは今アメリカのボストンに留学中です。
高校を辞めなかった選択を振り返ると、ちょっとだけ後悔することもあるといいます。でも今は
「自分で決めた道だから大丈夫」
そう思いながら日々過ごしています。
日本のひなたを世界のひなたに
最初は留学できればなんでもいいと思っていたそうです。
しかし、応募動機を書くため、宮崎について調べていくうちに
「宮崎いいとこいっぱいあるやん」
と、宮崎の良さを知ったといいます。
その中でも特に松本さんが伝えたい宮崎の良さ、それは
“人の暖かさ”
です。
松本さんは東京で道に迷った事があったそうです。しかし、道を聞いても「ごめん!忙しいから!」と断られ続けました。
何人にも聞いてやっと道を教えてくれた方が宮崎出身の方だったそうです。
そんな人に対する優しさや愛が溢れているのが宮崎のいいところだと松本さんは話してくれました。
そして今ボストンでは現地の方に宮崎の行きたいところを調査していて、すでに目標の100人を超えたそうです。
松本さんのやりたいこと
まずやりたいことは
“宮崎の人の暖かさを生かしたおもてなしを観光に応用したい”
宮崎県民の優しさや暖かさは強みだと思っていて、この場所にまた来たいと思うのは建物やご飯もあるけど、そこで出会った人だと思っています。
演出家になりたいという”夢“はずっと持っているので、そんな観光を演出していきたいと思っていると話してくれました。
これからの”夢“は
“自分で作った舞台を通してたくさんの方に愛や夢、そして感動を与えられるようになりたい”
1人1人が夢を持って生きれたら幸せだと思っていて、自分の作品を見て「夢を持とう」と思ってくれたら嬉しい。そう話してくれました。
今求めること
取材における最後の質問で、僕は今何を求めますか?と聞きました。松本さんの答えは
「求めることはありません」
でした。
会いたい人にも会えるし、欲しいものも手に入れれる。
「本当に自分が必要だと思っていることは自分で掴める」と話してくれました。
このように言い切れる松本さんの意思の強さに本当に驚かされました。
そして松本さんは「1つだけあげるとすれば」と続けました。
「家族みんなで過ごす時間が欲しい」
小さい頃から仕事も大切にしていた父や母だったそうで、あまり一緒に過ごすことがなかったといいます。
家族みんなで集まって、こんな事があったね〜みたいな話をしながらトランプをしたり、晩御飯を食べる時間が欲しい。
家族と過ごす”愛“に溢れた時間や空間が、松本さんにとってかけがえのないものだそうです。
今回の留学を通して、
「家族のようなそんな愛に溢れた空間を宮崎に、そして世界に広げていきたい」
そう話してくれました。
最後に
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