「笑わせてごめんね」薬に支えられている女子大生がこれから社会に出てやりたいこと

「笑わせてごめんね」薬に支えられている女子大生がこれから社会に出てやりたいこと

西江 真凜

所属:創価大学経済学部4年

趣味:献血センターにいって献血をすること

もう1人のお医者さん

現在東京の大学に通う西江さん。大学4年生の彼女は来年の春から製薬会社でMRとして働くことが決まっています。

聞きなれない”MR”という仕事。しかし私たちにとってとても重要な職業でした。

MR

医薬情報担当者(いやくじょうほうたんとうしゃ、: medical representative、MR)とは、医薬品の適正使用のため医療従事者を訪問することなどにより、医薬品の品質、有効性、安全性などに関する情報の提供、収集、伝達を主な業務として行う者のことを指す。

Wikipedia

このように私たちが病気になった時、お医者さんはMRと話し合いながらその患者さんにあった薬を処方しています。

そんなもう1人のお医者さんのような仕事であるMR。彼女がこの仕事を選んだのには理由がありました。

薬が自分の支え

「笑わせてごめんね」

もともと喘息を持っていた真凛さん。少しのホコリや笑ったりするだけで喘息になるほど重度のものだったといいます。

ある日、大学サークルの合宿でメンバー全員で部屋に集まってみんなで楽しく話していた時でした。

あまりにも楽しい空間にずっと笑っていたそうです。しかし、笑ったことでだんだん咳が激しくなり、苦しくなり救護室に運ばれました。

喘息が落ち着いて救護室から戻った時には、楽しかったはずの明るかった部屋が、暗く、楽しめない空気になっていました。

その時に言われた一言を彼女は忘れられないといいます。

「笑わせてごめんね」

自分の病気のせいで楽しい空間を壊してしまった。病気は笑顔を奪ってしまう。笑うことがダメなのか。そんな風に自分を思ってしまいました。

支えてくれたのは”薬”

そんな自分や病気について考えていた時、製薬会社で働いていた先輩に声をかけてもらったそうです。

真凛さんは3歳の頃からずっと飲んでいた喘息の薬がその先輩の会社のものだったことを知りました。

実際に薬を作っている人に出会い、「自分が当たり前に使っていた薬は誰かが作ってくれたんだ。それがあるから今生活できているんだ」と実感できました。

ちょうどその時、喘息の新しい薬が開発されていることを知りました。今まで飲んでいた薬は喘息の症状を抑えるもの。

しかし、新しい薬は喘息を事前に起こさなくするという画期的な薬でした。3歳から飲んでた薬を信じていたからなかなか切り替えられませんでしたが、変えてからは生活が楽になりました。

生きていること自体が薬のおかげ

真凛さんは薬に助けられ、支えられ、生きている。そう強く感じています。

その思いから、「自分みたいに病気で苦しんでいる人たちを薬という形で支えていこう。伝えていこう。」と決め、この仕事を選びました。

日本だけじゃなく海外にも広げたい

留学へ

中学3年に海外へ行った時、教科書の英語しか話せないことがとても悔しかったそうです。

伝えたいことが伝えられないもどかしさや後悔がありました。

そして彼女は日本人だけじゃなくて海外のいろんな人にも薬の可能性を伝えたいと思っていたこともあり、再び留学に行くことを決めました。

留学のお金が払えなくなった

真凛さんはオーストラリアのパースに留学していました。

しかし、留学を始めて2ヶ月、両親がやっている自営業の経営が厳しくなりお金が払えなくなってしまいました。

大学をでないとMRにはなれません。今すぐ卒業じゃなくてもいいからとにかくお金を稼がないといけない状況になってしまいました。

そこで真凛さんはオーストラリアが日本の2倍の賃金(祝日だと時給5000円)だったこともあり、パン屋さんでワーホリを行い、1年11ヶ月働いて授業料を貯めました。

僕はこの話を聞いて、お金が滞っても異国の地で諦めずに自分の道を突き進んだ、真凛さんのMRという職業への思いの強さを感じました。

そして真凛さん自身の強さを感じました。

やりたいこと

「病気だからできない」を無くしたい

何かしたいと思ったけどできない。病気を持っている方々は常にそんな思いで過ごしていると思います。

薬は一時的なものだけど、誰かのやりたいことを後押しをして、やりたいことやできる範囲を増やします。

薬があるから視野が広げられ、自分の可能性を信じることができます。

病気だからできないをなくしたい

薬は効能もあるけどプラセーボ効果みたいに持ってるだけで安心するものでもあります。

そんな優しい薬のあり方を作り続けて、多くの人のできないをなくしていきます。

お医者さんを支えたい

MRを売ることでそれが製薬の研究費となりお医者さんを影から支えれます。

MRはあくまでも情報のみを提供するお仕事で、お医者さんが薬に対して比較ができないようにする必要があり、間接的に関わることしかできません。

真凛さんは研究費が増えることで、新しい薬、そして新しい可能性を生み出すことができると考えます。

自分が間違った情報を提供すると誰かの人生を終わらせてしまうかもしれない。最近はMRという仕事の怖さも感じるようになってきました。

しかし、患者さんからすると見えない存在だけど、死ぬことしか待ってない方もいるかもしれない。MRはそういう方に希望を与えれる仕事だと信じています。

求めること

患者さんの声を聞かせてください

MRは患者さんの声が聞けなくなる立場なので、患者さんが実際薬に対してどのような考えを持っているのか、何を求めているのかを知りたいです。

そうすることでなるべく患者さんの気持ちになって薬を扱い、処方することができます。

そしてより多くの人の支えになれると信じています。患者さんと一緒に自分自身の病気を治していきたい。

真凛さんを支えている薬で、病気の人たちの気持ちに寄り添い、今苦しむ誰かを支えていきます。

最後に

真凛さんのHiDANE、いかがだったでしょうか?

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ではまた次回のHiDANEでお会いしましょう!

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