「医者も人」宮崎の心臓内科医がつくる、医療従事者を守るサービス”Tegami”とは?!

坂田鋼治

はじめに

皆さんは大切な人を失った経験はありますか?

皆さんにとってお医者さんとは?

今回は、宮崎で心臓内科医としてお仕事をされている坂田さんにお話を伺いました。

大切な人を思い出し、「ありがとう」と言うことがどれだけ素晴らしいことなのか。ぜひ最後までご覧ください。

医者として

医者になったきっかけ

坂田さんは、ご先祖がお医者さんだったことや、子供のころ病気になった時に支えてもらったことから、医者に憧れて医学の道に進むことを決めました。

その中でも、カテーテル手術で患者さんを助けるのがカッコいいと思い、心臓内科医を目指し、現在は宮崎大学医学部病院で診療をされています。

そんな「医者はカッコいい」という華やかな憧れが大きかった坂田さんの、医者に対する見方を考え直す出来事がありました。

先輩の死

坂田さんには昔からとても仲が良かった、医者の先輩がいました。

モテるし、話はうまいし、サッカーもできる。そんな先輩はみんなから愛される方だったそうです。

そんな家族ぐるみでも仲が良かったという先輩が、6年前に突然亡くなられました。

自殺でした。

亡くなった原因は最後まで知る由もなく、あれから6年くらい経ちますが、「なんで言ってくれなかったんやろ」そんな心残りがあります。とおっしゃっていました。

そして、坂田さんは1つのアルバムを僕に見せてくださいました。

「ありがとう」を伝えること

見せていただいたアルバムには、御先輩の小さい頃から亡くなるまでの写真がたくさん貼られていました。

見ているだけで、御先輩がどれほど愛されていたのかがはっきりとわかる。そんなアルバムでした。

そのアルバムの最後の方には、写真とともに、診療した沢山の患者さんの手紙が挟まれていて、

そこには小さい子から大人の方の、色んな形、色、絵で綴られた思いが詰まっていました。

亡くなられた理由はわかりませんが、坂田さんはその手紙が先輩にとって本当に大切なものだったのだと感じたと話してくれました。

これは実際に坂田さんが患者さんから頂いたお手紙

坂田さん自身も以前、診療を中心に働かれていた時に、多くの感謝のお手紙をもらっていましたが、当時はその手紙の価値に坂田さんはまだ気づいていませんでした。

しかし、診療の現場を離れて、大学病院で研究をメインに仕事をしていくうちに、患者さんからの手紙を受け取る機会は無くなりました。

その時、今まで頂いていた「感謝のお手紙」がとても大切なものであったということを実感しました。

Tegami

医者も人

先輩の死を受けて、坂田さんは医者を含めた医療に携わる方々の働く環境を見つめ直すようになりました。

すると、看護師さんの半分以上は鬱の状態で働いているなど、医療従事者は厳しい精神状態で働いている現状があることを知ります。

「もっと自分のためにやりがいを持って働けるのが医療現場であるべきだ」坂田さんはそう思いました。

患者さんの思いがもっと伝われば、医療従事者もやりがいを持って働ける。そこで考えたのがTegamiというサービスです。

Tegamiとは?

Tegamiとは?

Tegamiは、患者の皆様から医療従事者へメッセージを届けることで、医療従事者を応援することを目的としています。現在、医師監修のもと、宮崎大学医学部の学生により運営されています。患者の皆様一人一人のメッセージが、医療従事者の励みとなり、働きがいに繋がります。「ありがとう」や「元気になったよ」など、メッセージを届けませんか?

https://tegami-medical.com/より

上のようにTegamiはアプリを使用して、患者さんの思いがお医者さんに届くようになっています。

坂田さんは現在このサービスを制作中で、ゴールデンウィークには宮崎県内の病院で実際に実施予定とのことです。

より詳しくTegamiについて知りたい方は以下のTwitterアカウントからご覧ください↓

https://mobile.twitter.com/TegamiPatients

坂田さんのTegamiへの思い

Tegamiオリジナルキャラクター

坂田さんは医者の集まりなどでも、Tegamiについて話をしていました。ですが、「あったらいいよね〜」とだけで、なかなか現実的に考えてはくれなかったそうです。

しかし、坂田さんが諦めずに言い続けていると、やっとのことで1人の医学部生が「このサービスを一緒に作りたい」と言ってくれました。

そしてさらに一人の工学部の学生と優秀なエンジニアが仲間になり、現在は主に4人で活動をされています。

このようになかなか医療現場で働く方々が患者さんの「ありがとう」の大切さに気づいていない現状があります。

「もしTegamiがあっても、助けられませんよ。」そんな意見もあるそうです。そうかもしれないけど、少しでも医療者の支えになればいい。

坂田さんはTegamiを先輩からもらった1つの使命だと考えていて、患者さんが医療従事者1人1人に心から感謝していることをみんなに気づいてほしい。

そんな思いで今彼らの心を守るサービス”Tegami”を作っています。

やりたいこと

患者さんを支えている、たくさんの医療従事者が自分の存在価値を思い返す場をつくりたい!

Tegamiで出場したビジネスコンテストで学長賞を受賞

医療現場で働く人が、自分の人生を振り返った時に、自分が関わった同僚や患者さんからの感謝を思い返せる場所を作りたい。

最終的には臨床医として働くと決めているという坂田さん。しかし、今はTegamiや心臓の研究にも触れていきたいそうです。

医者としての道を進む中で、やりたいことが多すぎると感じることもあるそうです。ですが、何事も継続すればいつか自分のものにできると信じ、様々なことに取り組んでいきます。

求めること

活動資金とTegamiを使っていただける病院、医療従事者の方を求めています!

医療従事者の方にこのサービスを使っていただき、改善点などを教えてもらい、Tegamiをもっとより良いものにしたいと考えています。

学生や社会人の方も含めて現在様々な分野の方々の協力があってこのプロジェクトが進んでいます。

協力していただける人が増えれば増えるほど、「自分ももっとやらなければいけない!」という思いが強くなっています。

先輩、一緒にやっている仲間、大学の方々、デザインをしてくれた学生など、関わってくださってる全ての方にに感謝していると坂田さんは話していました。

もしTegamiにご興味のある方は是非HiDANEお問い合わせ、もしくはTegami公式Twitterまでご連絡ください!

最後に

坂田さんのHiDANEいかがだったでしょうか?

僕は今回取材させていただき、身近に支えてもらっている家族、友人、恋人、教授や後輩に改めて感謝を伝えたい気持ちになりました。

皆さんも近すぎて当たり前の存在になってしまっている人がいると思います。ぜひ伝えてあげてください。

現在、新型コロナウイルス感染拡大において、最前線で戦っていらっしゃるのは紛れもなく医療従事者の方々です。

ニューヨークでは毎日7時になると、住民が「ありがとう」の気持ちを込めて、一斉に拍手をするそうです。

医療従事者は、僕たちの大切な人を命を懸けて助けてくれています。そんな彼らに僕たちができることそれは、「助けてくれてありがとう」「守ってくれてありがとう」そう伝えることではないでしょうか。

HiDANE公式TwitterInstagramなどでもメッセージを受け付けております!

その他、シェアもいいね!も大歓迎です。

ではまた次回のHiDANEでお会いしましょう!

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投稿者: 久保 嘉春
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HiDANE 代表

宮崎大学 農学部 3年 京都府に生まれ育ち、大学から宮崎に。 野球、陸上、水泳などのスポーツを経験し、最終的に茶道部に行き着きました。 お茶が好きすぎて最近ちょっとずつ緑になってる気がします。 2020東京オリンピックプロジェクトの学生アンバサダーを務めたり、考えたハンバーガーが商品化されたり、お茶の営業をしたり、TASUKAKEのライターをやったり、なんかやりたいこと多すぎていろいろやってます。

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