「人生に、1秒でも多くときめきの瞬間を。」やりたいことがわからなかった先に、着物レンタルを始めた起業家の物語

川口ひかり

プロフィール

プロフィール

名前:川口ひかり

出身:長崎大学工学部情報システム学部工学科

趣味:アクセサリー集め、東京定期訪問

はじめに

どうも、HiDANE沖縄ライターのあべこうです。

さて、今回は福岡の着物レンタル屋さんLakimonoの創業者である、川口ひかりさんを取材しました。

La kimonoのInstagramを後ほど見ていただければと思いますが、とても綺麗で世界観のある着物を扱う着物レンタル屋をされている方です。

ですが、着物レンタルの仕事に行きつくまでは、とっっっっても長い挑戦と失敗の期間がありました。

「やりたいことがわからない….」「やりたいことを見つけるにはどうしたらいいの?」

そのような悩みを持つ方には、ぜひ読んでいただきたいです。

迷走を繰り返したいた、起業準備期間

自分が何をしたいのかわからない

ひかりさんは、開口一番「着物レンタルという方法に行き着くまでに、自分の中ではとても葛藤があった。」とお話してくださいました。

「何かをやり始めたいけど、自分が本当にしたいことがわからない……

というか、やりたいことが多すぎて優先順位を付けられない。何から始めたらいいのか分からない。

ただ、甘くてかわいいものは好きという気持ちは強いから、甘くてかわいいものにはいずれ携わりたい…」

ひかりさんは、まずは「やりたいこと」から、「好きなこと」に考えを絞ってみることにしました。

私、カフェをやります!!!

ひかりさんは、思考をやりたいことから好きなことに切り替え、「甘くてかわいいものに携わるには?」ということを考えます。

しかし、当時はカフェを開くことくらいしか思いつくことができませんでした。

「飲食の経験も無いのに、やりたいことをすぐに口にしてしまうタイプだから、とりあえず私カフェやります!って公言し始めました。」

そんな中、知り合いの経営者から「ひとまず事業計画書を書いてみたら?」とアドバイスを受け、事業計画書を書いてみることにしました。

そうすると、具体的な計画を立てるどころか、収入を得る見込みが無いということに気付きます。

資金繰りについては、補助金や支援金などでお金を借りる事はできるかもしれませんが、そもそも自分が開いたカフェに対してお客様に来てもらうための明確なコンセプトが見出せない状況でした。

「こんな状態でカフェを始めても、絶対に借金おばさんになる…」

勢いで始める危険性を感じたひかりさんは、自分自身を見つめ直すためにも、カフェをオープンしたと仮定した場合に自分がやることを、試しに自宅で実践してみることにしました。

手を動かしてわかる、自分のこだわりたいこと

ひかりさんは、仮にカフェを開店するとしたら、メインメニューをキッシュにしようと考えていました。

キッシュは、タルト生地を習得すれば、デザートから夜のおつまみまで転用できる汎用性の高い焼き菓子です。

それから毎日毎日仕事終わりにキッシュを焼き、メニュー展開や価格設定などを考えてみる日々が始まりました。

もともとお菓子作りが好きだったこともあり、その作業自体は苦ではなかったそう。

しかし、いざ毎日キッシュを大量に焼く生活を続けてみると、「自分自身は作り手がしたいわけではない」と気付きます。

ひかりさんは、自分自身は食材へのこだわりや製作過程にはあまり熱量を持っておらず、

それよりも「どんな空間や音楽の中で、どんなお皿に乗って、どんな制服で提供されるか」といったトータルの体験を重視するということに気付いたのです。

「空間や提供方法へのこだわりに注力するため、振る舞う料理(焼き菓子)をアウトソーシングすることは出来ないだろうか?」

その構想で改めて事業計画を考えてはみたものの、やはり全く採算が合わず、飲食のみで黒字を出していくことは難しいと知りました。

こうして、一度飲食から離れ、もう一度頭の中を整理整頓することになります。

見えてきたやりたいこと

一度、考えを整理整頓した先に見えたこと

一度飲食から離れ、整理整頓を始めた、ひかりさん。

色々と実践してみた経験も踏まえながら、頭の中で散らかっていた好きなことを全て洗い出していきました。

その候補の中に、たまたま「着物レンタル」という案が入っていたそうです。

着物レンタルやカフェの他には、スタジオや空間作り、アクセサリーのセレクトショップなどが挙がっていました。

共通していた「ときめきの瞬間を作る」という想い

そうして、ひかりさんが洗い出した沢山の案には、全てに共通していた想いがありました。

それは、「ときめきの瞬間を作る」ということです。

ときめきの瞬間を作るというのは、その体験によりその人の空気やリズムを変える、非日常体験を作るイメージだそう。

迷走を繰り返していた頭の中を、もう一度整理整頓してみると、「無関係に見えて意外と共通点があるんだな」と感じたそうです。

着物レンタルLa kimonoの誕生

ひかりさんは、改めて整理した候補において、「着物レンタル」はすぐに着手することができる案だということに気が付きました。

「着物をいくつか揃え、着せることが出来る状況を作れば、試しにお客さんにモニターとして来てもらい体験してもらうことができる。とにかく早く行動したかった。」

と語ります。

そもそも、ひかりさんが着物レンタルを候補に挙げたのは、長崎に住んでいた学生時代から、定期的にアンティーク着物レンタル店で街歩きの着物を着て息抜きをしていたという経験が発端でした。

しかし、よくよく考えてみると、着物を着たい時はわざわざ地元長崎に帰っていて、ひかりさんがかわいいと思えるようなガーリーコンセプトの着物レンタル屋さんが福岡にはまだ無いということに気付き、

「福岡の市場規模で、かわいいと思えるふだんぎ着物レンタル屋さんがあまり見つからないのは勿体ない!他の人が始める前に自分が作りたい!」

そう考え、速攻で着物レンタル屋オープンの準備に取り掛かります。

La kimono(ラキモノ)とは

「人生に、1秒でも多くときめきの瞬間を。」

こうして、誕生したのが「ふだんぎ着物レンタルサロンLa kimono(ラキモノ)」。

La kimonoの経営理念は「人生に、1秒でも多くときめきの瞬間を。」です。

「キュンキュンしてときめく瞬間を、女の子にとってめちゃくちゃ幸せな瞬間を作りたい!」

その手段として、ひかりさんは着物レンタルを始めました。

着物を趣味で始めようとすると、値段が高く着付けも難しいというイメージが先行しており、とてもハードルが高く感じられてしまうそう。

そのため、お客様である女の子たちにとって、「着物を着る」ということはまさに非日常の体験となりました。

「着物の魅力は何だと思いますか?」と聞くと、

「着物は、普段触れる機会の無いものだから、袖を通しただけでも洋服とは全然違う、新鮮な気持ちになることができます。いつもの自分とは違う、シンデレラ体験のような変身願望を叶えられることが魅力だと感じています。」

と、ひかりさんは答えてくださいました。

「ビジネスライクではなくても、お客様の満足度を優先したい!」

ひかりさんは、「ビジネス視点以外のところもちゃんと大切にしたい」と話します。

「着物も好きだけど、とにかくおめかしすることが好き(笑)」だそうで、特にこだわっているのが、髪飾りやアクセサリー、メイクなどにはオプション料金を設けずに、定額で全てやり放題にしているところです。

一般的なレンタル屋さんの、プラン別で選べる柄が違ったり、全身可愛く仕上げるためにはオプション料金が発生するような料金設定に違和感を感じていたそう。

「オプションがあるのはビジネスとして当たり前だし、理解できるけど、La kimonoは非日常体験を思いっきり楽しんでもらいたいという想いが強いからこそ、定額でおめかしオプションやり放題のシステムにしました。」

ビジネスライクじゃなくても満足度を優先したい。それでも成り立つくらいたくさんのお客様に求められるサービスの提供を目指したい。」と、ひかりさんは語ります。

そして、La kimonoの今

La kimonoは、街歩き着物はもちろん、成人式や結婚式参列のお振袖、卒業式袴プランがとても人気な着物レンタル屋さんです。

現在は新型コロナウイルスの影響もあり、お打ち合わせやご見学のオンライン対応を強化するなどの対応も行っているそうです。

営業状況などは日々変動しますので、興味のある方はぜひ公式HPをご覧ください。(La kimonoHP)

やりたいこと

心を豊かにするサービスとして、「お着物を着ること」「おめかしをすること」を提供し続けていきたい!

世の中が大きく変化している昨今だからこそ、必需ではなくとも「お着物を着ること」「おめかしをすること」という、心を豊かにする体験を、提供し続けていきたいと感じているそうです。

La kimonoはこれからも変わらず、信念を持って、きゅんとする瞬間を、幸せな時間を感じていただけるよう努めてまいります。」

求めること

世界観を作るクリエイティブな人たちと出会いたい!

ひかりさんは、着物レンタルを通じて和の文化を広めたいというよりも、世界観を作ることに強く興味を持っています。

人生に、1秒でも多く、ときめきの瞬間を。

この理念に沿った世界観を作り上げるため、「クリエイティブな人達に出会い、刺激を受けたり、学んだり、作品づくりにも挑戦してみたい!!!」と話してくれました。

一言

女の子の”可愛い”がたくさん詰まったお店です!

もしよろしければ、Instagramを見て見てください♩♡

最後に

川口さんのHiDANEいかがだったでしょうか?

取材を通して、やりたいことを見つける際に、「まずは1回やってみる!」という姿勢と自分を見つめなおす時間の大切さを、改めて再認識しました。

就職活動だから。ということではなく、定期的に自分を見つめる振り返る時間を意識的に取っていこうと思います。

ぜひ、読者の方もお時間をとってみてはいかがでしょう?

HiDANE公式TwitterInstagramなどでもメッセージを受け付けております!

そして全国にHiDANEを広げてくれるライターも募集中です!お問い合わせメールにて受け付けておりますので、是非ご連絡ください!

また、HiDANE BARという、やりたいことの達成の必要な仲間や情報をオフラインでも集められるよう去年の10月にオープンした、学生が経営するBarが宮崎県にあります!

その他、シェアもいいね!も大歓迎です。

ではまた次回のHiDANEでお会いしましょう!

この記事に関連したライタ―おすすめの記事はこちら!

「沖縄の教育格差を無くしたい」そう決心した大学生が往復14時間かけて宮崎で焼酎を売る理由

「医者も人」宮崎の心臓内科医がつくる、医療従事者を守るサービス”Tegami”とは?!

この記事をシェアする
アバター
投稿者: 安部 弘祐
投稿一覧

HiDANE沖縄代表兼ライター

1999年生まれ/宮崎県延岡市出身/琉球大学工学部工学科電子情報通信コース3年生/メディアアートの勉強方法を模索中の大学生/HiDANEではオンラインイベントと、沖縄ライター/SNSでのDMおまちしてます!/Twitter→@abe_hidane/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。