京都外国語大学

「地域の拠点”ゲストハウス”を瀬戸内海地域に作りたい!」京都の地域創生サークルの大学生代表のやりたいこと。

谷間大祐

はじめに

どうも、夏はポカリ派。沖縄代表ライターの安部です。

さて、今回は淡路島と大三島、京都の3地域を拠点として活動をしておられる、大学生谷間大祐さんに取材をしました。

この記事を通して、”少しのきっかけが、莫大なエネルギーを生んでくれる”ということを、ぜひ実感して頂きたいです。

プロフィール

名前:谷間大祐(たにまだいすけ)

所属大学:京都外国語大学

所属団体:地域創生サークルS³京都大学(エスノサンジョウ)二代目代表

生活拠点:淡路島、大三島、京都

地域創生に興味がでたきっかけ

人の役に立ちたいと、医者を目指すが…

「今は地域創生に全力ですが、実は中学まで医療系の仕事をしたかったんですね(笑)」

取材一番に大祐さんは、話してくださいました。

大祐さんは、小耳症と呼ばれる耳が小さくて音が聞こえないという病気を持って生まれました。そして、小さいころに形成手術を経験します。

形成手術を通して、他の人と同じ耳を持てたこと。入院中に同じ病気の人たちと出会ったことで、”小耳症”を個性としてとらえる事ができるようになります。

(現在も左耳は聞こえませんが、外見で病気だと思われない程度になっている)

この経験から、人の役に立ちたい!と考えるようになり、医療系を目指すために理系を選び高校進学しました。

しかし、「人の命を背負うのは怖いな…」と感じ医療的な方向から、食糧生産量を上げて食糧不足の人を助ける農学的な方へ、大学の志望校を変更します。

特に注目していたのが、品種改良を言う技術を扱う育種学をいう分野です。

育種学が発達したことにより、「砂漠や熱帯地域などの作物が育たない環境でも、食糧生産することができる」ということを知り、農学部を受験します。

ところが、受験していた農学部の大学はすべて落ちてしまい、念のために受けていた京都外国語大学の国際貢献学部に進学をします。

初の限界集落へ、「地域の魅力が無くなるのは嫌だ!」

京都外国語大学に入学した大祐さんは、入学した直後すぐに限界集落の現実を知ります。

大祐さんは大学1年生になった直後、京丹後市という京都の北部にある市の中にある限界集落に行き、田植えボランティアに参加しました。

京丹後市は、本当に人が居ない限界集落ですが綺麗な棚田があったり、綺麗なお店があったりと、人は居なくても魅力は地域にあるんだ。

この地域の魅力を無くしたくない!

そう地域課題について考えている中、ある団体からTwitterのDM(ダイレクトメッセージ)が届きます。

地域創生サークル京都大学S³(エスノサンジョウ)へ入部

その団体が、地域創生サークル京都大学S³(エスノサンジョウ)です。

大祐さんのTwitterプロフィールに、淡路島という文字を入れていたことで、DM(ダイレクトメッセージ)が来ました。

京丹後市の田植えボランティア背景と、地方の過疎化問題についての関心、そして「地元淡路島にも、人が居ないだけで地域の魅力が失われる地域があるかもしれない。」

「地域の魅力が消えるのは嫌だな…」と思い、地域創生サークル京都大学S³(エスノサンジョウ)へ入部しました。

地域創生サークル京都大学S³(エスノサンジョウ)とは?

地域創生サークル京都大学S³(エスノサンジョウ)の理念とは?

学生による、洲本(淡路島)発の地域創生モデルを作る!を理念に活動をしている、大学生による地域活性化を目指した地域創生サークルです。

所属大学は、京都大学、同志社大学、和歌山大学、京都文教大学、京都外国語大学、関西大学の6つの大学で構成されています。

名前の由来は、of the Student by the Student from Sumoto の3つSです。

実は、地域創生サークル京都大学S³(エスノサンジョウ)。もともと京都大学のサークルでした。

京都大学のサークル3人が島祭りで淡路島に遊びに来たところ、城下町の衰退という現状を見て、地方の衰退というのを目の当たりにします。

この洲本市を元気にしたい!!!」この想いで、始まりました。

現在大祐さんは、2代目の代表を務めています。

主な活動は観光、教育、交流!

地域創生サークル京都大学S³(エスノサンジョウ)の活動は、主に3つあります。

それは、観光プロジェクト、教育プロジェクト、あと、交流プラットフォームプロジェクトの3つです。

観光プロジェクトは、観光地”洲本レトロこみち”のプロデュースです。

具体的には、城下町街歩きのイベントの出店をしたり、レトロこみちや城下町の観光マップを作ったり、京都×淡路島の新しいお香袋をという商品開発などを行います。

教育プロジェクトは、主に洲本っ子∞塾という学校への出前授業と、大学生活のこと進路の悩みなどを話せる勉強カフェStu場をしています。

特に出前授業は、郷土教育からキャリアデザイン、オープンキャンパスツアーなどを大学生が授業をします。

なんと、この出前授業は中学校の授業単位の一環として組み込まれているそうです!(すごい…)

最後の交流プラットフォームプロジェクトでは、まちづくり合宿やアイデアソン合宿を行ったり、域学連携合宿という、

淡路島に関係している大学の研究室やサークルなどが集まり、

ひたすら淡路島の地域内サイクルについて語る合宿を行います。

活動の詳細はこちらをご覧ください!

(出前授業中の様子)

大祐さんが大切にしている考え

地域創生活動をしている中で、大祐さんが大切にしていることあります。

それは、地域創生の活動をするなかで、「自分が得意なことや好きなことを大切にしつつ、洲本市にどう還元すればいいのか?」という問いを持つことです。

幅広い活動をしているメンバーがたくさんいるので、代表から仕事を振ってメンバーが嫌なことや苦手なことを強制するのではなく、好きなことや得意なことを大切にしながら、地域にどう還元すればいいのか?

そして、エスノサンジョウと一緒に成長していこう!

この考えを大切にしながら、大祐さんは2代目代表を務めています。

新型コロナウイルス自粛中の新しい事業

(Our地、活動の様子)

レトロこみち福袋プロジェクト

レトロこみち福袋プロジェクトは、新型コロナウイルスの影響で帰省しにくく、経済的に苦しくなっている、淡路島出身の大学生らを応援しようと企画です。

このプロジェクトの概要は、淡路島洲本の人達と新型コロナウイルスの影響で休業している淡路島の観光施設に余っている食べ物やお土産を、バイトが出来なくて生活に困っている淡路島出身の大学生に届けるというプロジェクトです。

このプロジェクトは合計で3回行われ、3回目から兵庫県の補助金が下りる事になり、発送料が無料になります。

「今まで、地元のことを意識してこなかったけど帰りたくなった…」

「心が温かくなった~!(>_<)」

など、SNSで投稿された感想に書かれていました。

この福袋がきっかけで、地域の魅力PRとか地域のまちづくりのいいきっかけになったと思いますね!

と、大祐さんは手ごたえを感じていました。

様々な地域の人が集い、自分の地域のことを対話するイベント:Our地

2つ目は、様々な地域の人が集い自分の地域のことを対話するイベント、Our地(アワジ―)です。

このOur地(アワジ―)は、沖縄、宮崎、京都、名古屋など全国各地から参加者が集うイベントです。

「普段生活してると、地域のことを考えることはあんまりない。いま時間があるときにやれることがあるんじゃないか?」

こういう背景があり、もともとオフラインで開催していたイベントをオンラインに以降させました。

過去の内容としては、「地元の面白い方言」や「地元民が推す、地元のお土産」などがあります。

いろんな地域の面白さに触れる事もできますが、より自分の地域の魅力の再発見ができます!

(ライター安部の友達が過去参加したことがあり、イベントの面白さをゴリ推ししてました笑)

淡路島だけじゃない、大三島にも?

次世代リーダー育成型ワークショッププログラムBari Challenge University(バリチャレンジ)に参加!

大祐さんは、大学2年生の去年8月に、次世代リーダー育成型ワークショッププログラムBari Challenge University(バリチャレンジ)に参加します。

8月19日~25日の6泊7日で愛媛県今治市でワークショップを開催します。このワークショップは、各グループが事前研修で設定した地域課題の解決モデルの提案に向けて、フィールドワークを行い、アドバイザリーボードと議論を深める事を目的としたものです。

http://www.barichallenge-u.org/index.html

このプログラムに参加したことが、人生のターニングポイントになりました。

大三島をフィールドワーク

大祐さんはプログラム内で、瀬戸内海の大三島で1週間ほどフィールドワークを行い地域活性型のビジネスをプレゼンしました。

実際に、大三島の神社に行ってインタビューをしたり、個人経営のお店にインタビューをしたり、柑橘系の果実を栽培している農家さんにインタビューをしました。

その中で、鮮やか、交流、スモールビジネスの3つのキーワードを発見し、「段々畑ホステスを作ろう!」というビジネスをプレゼンしました。

サイボウズ罰(資金援助)を受け、週一ペースで大三島へ

大祐さんが、最終プレゼンを終えた時、審査員であるサイボウズの青野社長から、

「まだまだ詰めが甘い、もっと今治市のことを知ってほしい!」

という声を頂き、サイボウズ罰という活動資金の援助を1年間貰いました。

そこから、週に1回のペースで大三島に足を運び、地域課題解決を取り組んでいます。

行動次第では有名な人であったり、考え方を受け入れてもらったり、援助してもらえることを実感しましたね!」と大祐さんは、語ります。

やりたいこと

瀬戸内海をつなぐような拠点!”ゲストハウス”を作りたい!

きっかけは宮崎!

大祐さんが初めてゲストハウスの事を知ったのは、大学1年生の時に宮崎に運転免許を取りに行っていた時です。

宮崎県出身の友人に誘われ、英語カフェというところを訪れた時にゲストハウスを経営しているハーフの人に会い、そのままその人が経営しているゲストハウスに泊まりました。

初めてのゲストハウスに泊まって、「僕はただ単に宿泊施設という風にしか思ってなかったんですけど、最終的に色々な人と繋がれることに衝撃を覚えました」と話します。

宮崎での運転免許合宿が終わった後も、鹿児島県や熊本県のゲストハウスに泊まりながら、ゲストハウスの世界にはまっていきます。

瀬戸内海を拠点としたコミュニティを作る

限界集落を訪れ、地域の魅力を無くしたくない!と感じた大祐さんは、宮崎のゲストハウスに宿泊し、鹿児島や熊本のゲストハウスに泊まった経験から、

「旅行者を含めた様々な新しい交流ができて、新しい旅が始まるような場所に、ゲストハウスという拠点を作りたい」と考えていました。

その拠点構想に合う場所が、瀬戸内海です。

現在大祐さんの拠点である大三島と淡路島は、ちょうど四国と中国地方、近畿地方を繋ぐ場所にあります。

そして、両島ともサイクリングが有名ということもあり、「瀬戸内海を自転車で回る事が出来る!瀬戸内海を活性化するための拠点としてのゲストハウスがあれば、瀬戸内海コミュニティができるのでは?」

と思い、瀬戸内海の拠点”ゲストハウス”を作りたい!と考えています。

やりたいことに向かって取り組んでいること

大祐さんは、将来のやりたいことに向かって、英語を学んだり色々な文化を学んだりしています。

単純に英語でコミュニケーションをするよりも、相手の文化を理解したうえでコミュニケーションをとると、繋がりも深くなる」と自身の経験から語ります。

また、ファーストキャリアとしては旅行会社に就職もしくは、完全リモートワークの会社に就職し、仕事をしながらまちづくりの活動をしていきたい!

求めていること

あなたにとっての「地域創生」を聞きたい!

最後に

大祐さんのHiDANEいかがだったでしょうか?

私自身、地方創生には興味があるものの、具体的な活動はしてこなかったので、とても勉強になる取材でした!

今一度、自分の地元や住んでいる地域の魅力を探してみます!

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ではまた次回のHiDANEでお会いしましょう!

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投稿者: 安部 弘祐
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HiDANE沖縄代表兼ライター

1999年生まれ/宮崎県延岡市出身/琉球大学工学部工学科電子情報通信コース3年生/メディアアートの勉強方法を模索中の大学生/HiDANEではオンラインイベントと、沖縄ライター/SNSでのDMおまちしてます!/Twitter→@abe_hidane/

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