関西大学

『ヴィ―ガンという生き方』~There’s no planet B~

プロフィール

上田栞さん

・関西大学 政策創造学部 4回生
・AB型の左利き
・音フェチ
・Bad Endingの映画が好き
・フランス語勉強中

インタビュー担当者から

こんにちは!HiDANE東京支部ライターの柳沢です!

みなさんは、『出会えてよかった』という言葉を聞いて誰を思い浮かべますか??
お腹を抱えて笑えるような相手や、一緒に辛い経験を乗り越えた仲間でしょうか。

私にとっては、今回インタビューをした上田栞さんが『出会えてよかった』人です!

彼女は、力強く自分らしく、大きな愛で地球を愛して、環境保護に取り組んでいます。

そんな彼女の魅力を、今回は『ヴィーガン』という観点から迫ってみました。
『ヴィーガン』を選択することがどのようなことなのか、彼女のお話をお届けします!

ビーガンとは

(柳沢)まず初めに、ヴィーガンとは何でしょうか??

(上田栞さん)
できる限り動物を搾取しない生き方をしている人がヴィーガンです!

お肉や牛乳やマヨネーズ、お魚など動物性の食材を食べないんでしょ?と食べ物についてだけのイメージを持っている人が多いかもしれません。しかしそのような食事に関してだけではなく、革やファーなどの動物の犠牲によってできているファッションや、動物実験を行って作られた化粧品などを使わない生活を選択している人のことをヴィーガンといいます!
動物愛護という訳ではなく、自分が生きていく上で動物をわざわざ搾取したくないな。という考えがベースとしてあります。完璧に搾取をなくすことは不可能なので、「自分ができるだけ」とよく定義されています。

ヴィーガンになったきっかけ

(柳沢)ヴィーガンになったきっかけを知りたいです!

(上田栞さん)
実は元々焼肉もお寿司も手羽先もチーズフォンデュも大好きです(笑)

そんな私が変わったきっかけはコロナの自粛期間中に、気候変動について深く勉強したことでした!

もともと大学院へ行って地球環境を守るために必要なことを学び続けたいと思っていたため、自粛期間には気候変動について学びを深めようと勉強に取り組んでいました。

その中で出会ったのがヴィーガンだったのです。

気候変動に関するドキュメンタリーを多く観てきましたが、ヴィーガンに関する内容が、一番環境保全に繋がると感じました。

気候変動と関連の強いヴィーガンについて深く学んでいくうちに、動物に対する不正義にも気づくことができ、自分の生活に対する考え方が大きく変わりました。

特にヴィーガンを深く知ることができたドキュメンタリーは、①『DOMINION』②『WHAT THE HEALTH』③『COWSPIRACY』です!

私が印象に残った内容と感想を、みなさんにも共有します!

1.『DOMINION』〜の酷さに言葉がでなかったです

YouTubeで見ました。屠殺場の実態をドキュメンタリーにしたもので、工場型畜産の酷さに言葉がでなかったです。また人間の食べ物や衣服のために、命として扱われていない動物達が映っています。商品を選ぶ際に手に取ったものがどういう風に作られたのか、あまり考えてこなかった私はとてもショックを受けました。これを見れば消費者から遠くに、そして上手に隠されている事実を知ることができます。「記録された全戦争で6憶1900万人が殺されてきた。けれど私たちは3日間で同じ数の動物を殺している。」というこのドキュメンタリーの最後に出てくる文章が印象に残っています。

命の重みは全て同じだという考えを持っている自分が、動物に対しての命の重さを軽んじてしまっていることに気づきました。

よく、食べる物には感謝をしてから食べましょうと言うけれど、食べるものに感謝をしても、殺されたくないものは殺されたくないし、生きたいと願うものを、人道的に殺す理由なんてありません。人類が自らの優位性の上に立って、権力を振りかざしているようにしか思えませんでした。

2.『WHAT THE HEALTH』

ヴィーガニズムを健康面から学べるドキュメンタリーでNetflixとYouTubeで見ることができます。WHOがタバコやプルトニウムと同じ発がん性物質カテゴリー1に、加工肉を分類していることをこれで知りました。政府と病院と畜産業界のお金が絡んだダークな関係性がよく理解できます。私達の健康より金儲けに夢中なので、真実を必死にごまかしている人の姿にため息が出ました。(笑)自分が何をどのように情報操作されているのか知りたい人は是非見てみて下さい。「我々が殺した動物に我々と地球が殺されている。」という言葉が印象的でした。

3.『COWSPIRACY』

これが一番のきっかけで、ヴィーガンになりました!

ヴィーガニズムを環境面から学ぶことができます。畜産の環境への悪影響をまとめると4つあります。1つは車、電車、船、飛行機などから排出される温室効果ガスが13%なのに対して、家畜だけでそれ以上の18%の排出量を占めています。さらに牛のゲップやオナラとして出るメタンガスはCO2の25~100倍の作用があると言われているので、これらの理由から畜産業は人為的な気候変動の1番の原因になっています。

2つ目は、世界の水資源の3分の1が畜産業のために使われていて、地球上の陸地の45%は畜産に使われていることです。バーチャルウォーターって聞いたことありますか?ある製品を作る過程で使用された水の量の事です。例えば牛肉500g作るために水が10000ℓ使われています。家畜が飲む分と、餌である穀物を大量に育てるためで、これは2カ月間シャワーを出しっぱなしにしている量に値します。無限に存在すると思っていた水は、実は有限な資源です。Netflixで見る事ができる『世界の水危機』では、水が21世紀の石油と同じほど希少な資源になると言われています。私たちは水の使用について考えなくてはなりません。

3つ目は、1秒にアメフトコート1個分の土地が食肉のために森林伐採されていることです。アマゾンの森林破壊の91%が畜産業によるもので、それに伴い種の絶滅の主な原因も畜産業によるものです。

4つ目は、家畜の糞尿がきちんと処理されずに流れているため、海のデットゾーン(酸欠海域)の主な原因ということです。また、魚の消費量に繁殖が追いついていないため、2048年には海から魚がいなくなる。と、様々な研究で危惧されています。

これらのことを知った時にヴィーガンにならずにはいられなくなりました。

なぜ環境を守りたいか

(柳沢)環境を守りたいと思ったきっかけについても知りたい!

(上田栞さん)
高校生の時に見たセヴァン鈴木さんのスピーチがきっかけです。「直し方が分からないものを壊し続けることはやめてください」と悲痛に訴える彼女の思いにとても共感しました。

また人種や性別が違っていても私達は人間である事に変わりなく、同じ地球という住所を持っています。その一番元となる居場所が環境破壊により人間が住めなくなると、どのようなバックグラウンドを持っている人間でもみんな絶滅危惧種になってしまうでしょう。私は人間で、人間が好きだからこそ、地球を守らなければならないと強い衝動に駆られました。

私たちの生活の選択をほんの少しずつ「選ぶ」だけで、持続可能な未来を描くことができると私は信じています。

ヴィーガンになって気が付いたこと

(柳沢)ヴィーガンになって変化はありましたか??

(上田栞さん)
お肌の調子が良くなったり、朝スッキリ目覚める事ができたりなど小さい変化はたくさんありますが、特に人間関係において自分が意識したいことがまた一つ増えました。

それは関係構築の過程で相手を絶対に否定せず、理解と共感を大切にすることが、多様な価値観が存在するこの世界で重要な姿勢だということです。

ヴィーガンになろうと決めた私に、友人が理解し歩み寄ろうとしてくれた事が大きな原体験でした。例えば一緒にヴィーガン料理を食べに行ってくれたり、私がヴィーガンになりたいと思ったきっかけに興味を持ってくれたりしました。そしてある人が、私のために手作りでヴィーガンのフルコースを振舞ってくれたことも。それら全ての友人が何気なくかけてくれた言葉や思いやりの気持ちが本当に嬉しかったです。様々な人と関わっていくうえで隣人へのささやかな愛と思いやりを心がけて生きていくことができれば、また新しい幸せな世界が広がると思いました。

いま何をやっているか

(柳沢)そんな栞さんが現在取り組んでいることについて知りたいです!

(上田栞さん)
現在は知識を深めるとともに、ヴィーガンとしてできることをもっと増やそうと努めています。例えばパーム油は、オランウータンの生息地でもある森林を伐採して大量生産されているものなので、パーム油を使った製品をなるべく避けるようにしています。また、綺麗な海の保全や海洋生物のためにプラスチックをできるだけ使わない生活をすることなど。間接的に何かが搾取されていることも避けています。

時間に余裕がある時はハガキアクションにより動物の搾取に反対であるという私の個人的な意見を企業に伝えています。またヴィーガン食を販売し出したメーカーには需要があるという事を伝えるために、一人の消費者として感謝メールを送って意思表示をしています。何かしたいけれどお肉や乳製品はどうしてもやめられないという人でも、このように色々な取り組み方があるので、考え続けているより自分ができそうな所から、まずやってみるという事もオススメですよ!

また私はもともと貧困や人権問題などにも関心があります。「もし私だったら」という他者共感の領域の輪を、家族や友人など身近な人から、会ったこともない途上国の子ども達や、絶滅危惧種の動物、海や自然にまで少しずつ広げていき、何事にも主体性を持ち取り組みたいです。

政治や企業の経営方針と違って、食事は私達が個人で選択することができ、すぐに始める事ができる唯一の方法だと考えています。「買い物は投票」という言葉のように私たち消費者はお金を払って企業や生産者を支援しています。なので私は買い物をする時に商品が作られる過程において、動物の搾取や環境破壊、児童労働などが行われていないか、できるだけ気にするように心がけています。

1日3回私たちは食事の選択によって地球を変えるチャンスを持っています!

これからのアクションプラン

(柳沢)栞さんの思い描く未来について聞きたいです!

(上田栞さん)
クリエイティブに環境問題を解決する現象を起こし社会彫刻をしたいです。

特に若者にとって環境問題などの社会問題って敷居が高いというか、日常的に考える時間も余裕もないし、そもそも難しそうってイメージを持っている人が多いのかな。と思います。そのような障壁を無くせるように、工夫して自分の発信方法で世の中に思いを広めていきたいです。

そのための目標の1つは、ヴィーガンのイベントをつくること!

ヴィーガンの体験会を開催したいと考案中です!一緒に楽しく大豆ミートなどの代替品も使った料理を作り、社会課題についてのショートムービーを見ることにより、五感を使って地球のことを考えるイベントをつくりたいです!意外とヴィーガンって普通の食事と比べて食べ応えや味付け変わらないじゃんっていうギャップや、地球に良い事をしているんだという満足感を体験して、自分にもできそうという事に気づけるきっかけの場にしたいです。

結局は自分がどういう人間で在りたいのかだと思うんですよね。

生き方の選択肢の一つとしてヴィ―ガンを提案できたらいいな~と思います。

最後に

(柳沢)インタビューを通じて少しでも栞の考えを発信できて嬉しいです。もっと栞の考えを知りたい人に向けてSNSツールの共有と、最後にひとことおねがいします!

(上田栞さん)
Instagramはこちら!@japan_vegan

私と話してみたい方、こちらにご連絡ください!

ヴィーガン興味あるけど金銭的に厳しい人に向けての発信や、時間がない人が多いと思うので30秒を目安に投稿を読めるように工夫しています、気軽に遊びに来てください!

他にもおススメサイトあるので私が勉強をしたツールの一部も載せておきます!
BBC、ガーディアン、インデペンデント、CNNCLIMATE、ABC(オーストラリア)

最後に。

自分がどんな生き方をするかは自分で決めることですが、自分に、動物に、環境に、ちょっとだけ愛をもって生きる生き方を、このインタビューを読んで、してみたいと思って頂けたら仲間としてとても嬉しいです。

持ちつ持たれつ人間は生かされているので、今だけ、なんとなく、安いからという動機で、大量生産・大量消費の社会が当たり前になってしまうと、本当に必要な時に必要な物が買えなくなっているかもしれないことが私は怖いです。

食糧危機に世界が陥ってもお金は食べることができません。私達が大切にしたい人や自然を守り続けたいならば、多種多様な生物・地球環境と人間の共生は必要不可欠だと考えます。

普段何気なくしていた買い物をする時、これからは「買い物は投票」という言葉を少しだけ意識して商品を選んでみる。そして目の前の食事という小さな行為にも、地球の未来や動物たちの幸せを願う大きな愛を注いでほしいです。

小さなものに大きな愛を。

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投稿者: 七帆柳沢
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