はじめに
・名前:兒玉 和樹(こだま かずき)
・出身:宮崎県日向市
・主な活動:ゴミ拾いボランティア、環境・貧困問題についてのSNS発信、竹中俊さんのオンラインサロン運営
・日常生活での取り組み:環境に配慮した製品の使用、ミニマリスト生活
たった一つの出会いによって、卓球一筋だった人生が大きく変わったー。
少しだけ勇気を出して一歩を踏み出したことによって、今までの自分を一変させる夢を見つけた兒玉和樹さん。そんな兒玉さんのやりたいこと、そこに至った経緯、今後の展望などについて話を伺った。
【やりたいこと】のスタートライン
ーーはじめに、兒玉さんのやりたいことを教えてください。
兒玉:心から人と話せる、環境に優しい場所を作りたいです。僕はカフェやゲストハウスが好きなので、環境に配慮した造りのカフェやゲストハウスを運営してみたいですね。
ーー環境に配慮した造りのカフェやゲストハウス、素敵ですね!兒玉さんが環境問題に興味を持ったきっかけは何だったのでしょう?
兒玉:去年の10月に、竹中俊さんという人に会ったんです。彼は主に貧困と環境問題に関してイベント等の活動をしていて、Instagramのフォロワーが1.4万人程いるんです。僕は元々旅が好きで、Instagramで「海外」・「旅」と検索していたら彼のアカウントが出てきたので、なんか面白い人がいるな~と思ってフォローしました。
ーーその時はまだ竹中さんとの関わりはInstagramだけだったということですか?
兒玉:そうです。僕が一方的にフォローしているだけの関係でした。でも去年の10月に、竹中さんが九州でイベントを開催したんです。その少し時に彼が「九州を回るための車を出してくれる運転手募集してます」ってストーリーを出していて。僕は好奇心旺盛なので、初めて見る活動をしている人に対して話聞かせてくださいって顔突っ込んでいくタイプなんですよね、だから今回もノリでメッセージを送ってみたんです。
ーーおお!竹中さんの反応はどうでした?
兒玉:それが、返信が返ってきたんですよ!一度面談しましょうって。正直、返信は来ないだろうと思って送っていたので、びっくりしました。だってその時僕のアカウントは鍵をつけていたので、彼からは何も見えない状態だったんです。全く知らない人から運転手させてくださいってメッセージ来たら、完全に不審者状態でしょ!(笑)
ーー確かに(笑)でも不審者状態から面談を経て無事運転手として一緒に九州を回ることができたんですね。
兒玉:そうなんです。面談で10分程話をして、運転手として一緒に九州を回ることが決まりました。イベント期間中は常に一緒に行動していたので、いろんな話が聞けました。僕は小中高大と卓球しかしてこなかったから、竹中さんの話を聞くまでは卓球のことしか頭になかったんです。だから竹中さんの話を初めて聞いた時は、同年代でここまで環境問題について考えながら活動している人がいるんだと衝撃を受けました。環境問題に興味を持ったのはそこからですね。
ーー竹中さんとの出会いが兒玉さんの夢のターニングポイントになったんですね。
兒玉:本当にそうです。正直、僕が環境問題について活動したいと思う理由の一つには、竹中さんの人柄についていきたいからというものもあるんです。僕は彼自身に興味があるし、彼を取り囲むコミュニティが好きなので、これからも一緒に活動していきたいんです。でも、何故なにもない僕の面倒を見てくれるんだろうと不思議に思うこともあります。いつか聞いてみたいですね(笑)
圧倒的に人が好き。そんな彼だからこそ作れる空間とは
ーーゲストハウスを運営したいと仰っていましたが、普段ゲストハウスはよく利用されるんですか?
兒玉:そうですね。大学4年の頃から行き始めて、この一年でも6~7軒行きました。ホテルよりアットホームな雰囲気があって、初めて会う人たちとフランクに話せるところが好きですね。普段は全く違う環境で生活している人たちが、今までどういうことをしてきたのか気になるんです。僕は本当に人に興味があるので、その辺の道を歩いてる人のことも気になったりします(笑)
ーーなるほど。本当に人が好きなんですね。カフェをやりたい理由も人との交流が目的ですか?
兒玉:それもありますが、僕はコーヒーが好きなんです、落ち着くから。だから美味しいコーヒーを飲みながら、カフェのカウンターでゆったり話せたら素敵だな~と。………あ、今もう一つやりたいことが浮かんだのですが、話してもいいですか?(笑)
ーーもちろん!聞かせてください。
兒玉:温泉が作りたいです!!竹中さんと九州を回る1日目に温泉に行ったんです。その時、普段話せないことまでじっくり話せて。温泉という空間ならではの雰囲気って、親しくない人とも仲良くなれる貴重なものだと思うんです。
ーーやりたいこと全てに共通しているキーワードはやっぱり「人」なんですね。
兒玉:たぶん父の影響が大きいんだと思います。父は人との関わり方が上手で、いつもたくさんの人に囲まれていました。幼いころからそういった父を見てきたので、僕自身も人との繋がりを大切にしようと思っています。
ーー素敵なお父様!兒玉さんが人との繋がりを大切にするのも納得です。
地球という家を作るために必要な材料リスト
ーーこれまでたくさんやりたいことについて話していただきましたが、それらを実現するために求めているものはありますか?
兒玉:まずは、環境問題に興味がある人ともっと繋がりたいですね。同じ方向を向いている仲間と意見交換をしながらさらに環境問題について知識を深めていきたいです。
カフェやゲストハウスに関しては、ヴィーガン料理を作れる方にお手伝いして頂きたいです。店内で環境に優しい服やコップなども販売したいと考えているのでそういった活動をしている方のお話も聞いてみたいです。
ーー具体的なイメージが伝わってきて、実現がさらに楽しみになりました。きっと居心地のいい空間になると思います。
兒玉:旅する中で、どこに行っても知り合いがいて自分の居場所があって、という実家みたいな安心感が世界中のあちこちにあることが理想なので、将来的には世界中に店舗を持ちたいですね。地球を家にしたいです。
(取材・記事制作/吉永理穂)
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