横浜国立大学

「”社会に貢献したい”でも何をすればいいかわからない」そんな大学生がペルーで見つけたやりたいこと

林佑紀

プロフィール

所属:横浜国立大学・教育人間科学部・4年

出身:愛知県瀬戸市 

ゼミ:国際協力ゼミ/コミュニティ開発ゼミ

国際協力を極めるために南米・ペルーに留学中

林くんは現在、トビタテ留学JAPANを利用し、ペルーに留学中です。

林くんの留学テーマは

学びと実践を繰り返し、草の根から国家レベルまで幅広く対応できる国際協力師へ ~目指せ!国際協力を介したソーシャルビジネスの実現~

というものです!

そのため、現在はペルーでボランティアや難民の調査を行なっています。

また、今年の9月からはベルギーの大学で国際協力やソーシャルビジネスを学ぶそうです。

子供たちに交じってサッカーを楽しむ林くん

スラムのゴミ山で遊ぶ子供たち


国際協力に興味をもったキッカケは?〜両親に片腕を切断された少女との出逢い〜

林くんは中学2年生の春休みに”日中友好少年少女の翼”というプロジェクトで中国を訪問しました。

観光地へ続く脇道には、みすぼらしい格好の物売りの子供たちで溢れかえっていました。

その中に、片腕がない少女がいました。

当時、中学二年生だった林くんが少女に「どうして片腕が無いの?」と問いかけたところ、少女は

「両親に切断された」

と答えたそうです。

その時、林くんは頭の上に雷が落ちるくらいのショックを感じました。

”本来愛されるべき両親からどうして腕を切断されなきゃいけないの…”

 

”僕より小さい子供達が学校に通えず、必死に物売りしているのはおかしい…”

と感じたそうです。

そして、

 

「こんな世界変えてやる!」

 

と決心し、国際協力の道を志しました。

両親が実の子の腕を切断する背景として、当時の中国は一人っ子政策のため、貧しい家庭の親は第2子以降を産んだことによる高額な税金を恐れて戸籍登録をしませんでした。

戸籍を持たない子供は公立の小中学校に通えません。

その結果、男の子は力仕事、女の子は物売りとして幼いうちから働かされました。

物売りとして働く女の子は、観光客の同情を買い、より多くの収入を得る手段として両親が腕を切断するという手法が当時は横行していたそうです。

強烈な原体験を胸に秘め、国際協力に身を捧げた大学4年間

大学に入学した林くんは1年生の時から、国際協力の勉強に熱心に取り組みました。そして、1年生の春休みに

”よし!実際に現場を見に行こう”

と意を決して、アフリカ大陸に位置する世界で最も貧困国である南スーダンの難民キャンプを調査しに行きました。

現地に到着すると、中学2年生の時の感覚が蘇ってきたと言います。

だだっ広い土地にUNHCR国連難民高等弁務官事務所)と書かれたテントが密集しており、そこでは南スーダンから逃れてきた人々がただ物資を待つだけの場所でした。

南スーダンの難民キャンプ

  

その難民キャンプでは、内戦によって仕事を失った人、家族を失った人、栄養失調で苦しむ人々に大勢出会いました。

 

栄養失調のため、お腹がパンパンに膨らんだ子供

当キャンプに逃れてきた子どもたちの約65%が18歳未満の子どもで、約9000人の子どもが紛争によって両親を失っています。

この現場を目の当たりにした時、「世界を本気で変えたい」と思って来てみたけれど、「あ、僕1人じゃ何もできないや」と感じたそうです。

いまの自分には何か新しいものを生み出す能力もなければ、斬新なアイデアを思いつくこともできない。それでも、何かできることはある、そう信じてペルーに留学に来ました。

大学4年目でやっと見つけた”やりたいこと”

林くんは中学の時から“国際協力”に興味があり、アフリカ、南米に行って活動をしたり、青年海外協力隊に応募してトンガに派遣されたりしていました。

一見すると林くんはずば抜けた行動力の持ち主のように見えますが、本人はいずれも自分から望んで、本気で手に入れた機会かというとそうではないと言います。

当時の心境を林くんは自身のブログでこう綴っています。

「世界を良くしたい」「社会に貢献したい」
そう思いながらも、大きな挑戦をすることもなく自分の居心地のよいゾーンから出ていない。
傷つき、失敗することを恐れ、安全地域の中だけで動いて、何をやるにも本気で、ガチでやらない、やれない。

刑務所ファッション@ゆうき 2019/06/20 23:35

そんな思いを抱えながらペルーで留学生活を送っていました。

そんなある日、林くんに転機が訪れます。

偶然、ショッピングをしているときにPietà(ピエタ)という服を見かけました。

「うわ!なにこの服、かっこいい!」

最初はその服のデザインに惹かれ、お店に入っていったのですが、そこでPietà(ピエタ)のストーリーを知ることになります。

ペルー発&刑務所発のファッションブランド《Pietà(ピエタ)》は1つ1つの商品が、ペルーの首都リマにある刑務所内の工房で囚人たちによって、手作りで作られる。

このストーリーを知り、心を動かされたそうです。

また、犯罪者の更生の機会と社会の接点をつくることをこの事業は実現しています。

以前から、あらゆる人にセーフティーネットは必要だと思っていたこともあり、一度過ちを犯してしまった人の社会復帰の機会を提供してるこの事業にビビッ!ときたそうです。

早速、PietàのHPにあるお問い合わせ先に詳しく話を聞きたいと書き込みました。そこからやり取りを重ねて、自分がPietàの商品と出会った衝撃のことをPietàの社長にスペイン語で伝えたら、「一度会おう!」ということになりました。

 

Pietàのファッションを着こなす林くん

 

あれから、約3カ月。

林くんはこのブランドに関することを日本語で発信し、日本国内で商品販売を行うことになりました。

ペルー刑務所ファッション事業の皮切りはクラウドファンディングです。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は d48831b8-e922-4aa5-a8fb-f314a5cf046c.png です

 

【#刑務所から世界へ】~ペルー発&刑務所発ファッションをみなさんに届けたい~
クラウドファンディング本文より抜粋

 

第一弾の目標は
”日本人100人に服を届けることで、ファッションを通して日本人とペルーの刑務所とつなぐ”
ことだそうです。

 

クラウドファンディングでペルーの刑務所と日本をファッションでつなぐプロジェクトは8月15日までの短期決戦なので是非一度ご覧ください!

 

 

今後はECサイトでの定期販売、ポップアップストア、モデルキャンペーンなど日本国内でも色々なことを仕掛けていくそうです。


 

Pietàの大学生モデルを募集中です!

求めることは”くすぶっている大学生と話したい!”

林くんはずっと自分のやりたいことを探し続けて様々な国際協力の活動に参加してきました。

そして4年生のこのタイミングで、ようやくやりたいことが見つかりました。

もし、やりたいことを探しているけど見つかっていない人、なんとなくくすぶっている人がいたら、その思いを聞かせてほしいそうです。

そして一緒に何か面白いことをやりたいそうです。

最後に

林くんのHiDANEいかがだったでしょうか?

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ではまた次回のHiDANEでお会いしましょう!

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投稿者: 富山ひなの
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