宮崎大学

「農業を変えたい!」豚と人に優しい養豚を実現しようとする大学生の決意

有方草太郎

プロフィール

出身:大阪府八尾市

所属:宮崎大学農学部畜産草地科学科 4年

趣味:けん玉、サーフィン

豚が好き!

開口一番、「豚が好きなんよね!」と話す有方さん。

有方さんは、4年生ながら就活はせず、来年の4月から放牧養豚を始めようとしています。

なぜ豚にこだわるのか、なぜ豚の「放牧」をやりたいと思ったのでしょうか。

豚との出会い

有方さんは、動物に関わるサークルに入りたいと思っていたため、大学入学後、「Be-Corns!(ベーコンズ)」に参加。そこで初めて豚と出会いました。

「Be-Corns!」とは

自分たちで豚を飼育し、加工し、販売することを通して、その活動を知ってもらい、宮崎の農業活性化や地域貢献を目指している学生グループです。

有方さんにとって、きちんと世話をした初めての哺乳類が豚で、関わる時間が長かったため、愛着が湧き、好きになっていったそうです。

楽しかったけど、きつかった養豚農家での経験

Be-Corns!で3代目代表を務めた後、トビタテ留学JAPANを利用して、4年生のときにアメリカへ留学しました。

その目的は、もちろん「豚」について学ぶため。

1年半の留学期間のうち、1年2ヶ月はアメリカのネブラスカ州にある養豚農家で働いていたそうです。

有方さんが働いていた養豚農家は、狭いところで多くの豚を育て、出荷するという一般的な養豚場の形式をとっていました。

このような生産性が求められる大規模農場では、生産性のない豚や成長の悪い子豚はすぐに淘汰されてしまいます。

また、農場長は意識が高くても、その下で働くワーカーは出稼ぎの人が多く、どうしても意識の差が開き、豚の扱いにも差が出てしまうという現状があります。

そのような光景を見て、現実を知った有方さんは、

「自分のやり方で自分のやりたいように養豚をしたい!」

と思うようになったといいます。

「豚の放牧」ってメジャーじゃない。

「豚の放牧って難しいとか儲からないって言われてる」

そう話す有方さん。

放牧すると、1匹あたりの飼育面積が大きくなり、土地の使用効率性が下がる。

だからその分、付加価値を付けて高い値段で販売しなければいけないのだけれども、SNSなどでのPRがうまくいかず、販売先が見つからないので失敗することが多いのだとか。

しかし、有方さんは販売先さえしっかり見つけて、放牧豚の良さをPRできればやっていける!と意気込んでいます。

なぜ「豚の放牧」にこだわるのか

理由1:豚が幸せそう!

狭い豚舎で育てられるより、広いところで育てた方が豚のストレスが少なく、増体量が大きくくなるそうです。

豚はストレスがかかりすぎると、免疫力が弱まり、病気にかかりやすくなります。

そのために抗生物質を使用しているらしいのですが、放牧をするとストレスが減るため、使う必要がなくなるのではないかと有方さんは考えています。

また、放牧豚を食べる人への安心安全を考えて抗生物質を使いたくないそうです。

ストレスを軽減させることで飼育効率が上がるため、豚にとっても、人にとってもいいと有方さんは話していました。

理由2:どこからでも農業ができる仕組みを作りたい!

有方さんは、将来自分の子供を都会で育てたいという思いがあり、東京に家を建てたいそうです。

しかし、東京から農場に移動するには時間とお金がかかってしまいます。

そのためにどこからでも農業ができる仕組みを作り、宮崎に住んでいる人を雇って、自分は東京で暮らすという生活を実現したいそうです。

理由3:一ヶ月くらいの長期休暇がとれる農場を作りたい!

農場は、豚のお世話をするために休暇がなかなか取れません。

大手一流企業の農場でも90~100日程度しかないそうです。

週休2日、かつ休暇を120日取れる農場を作り、農業の働き方改革をしたいと有方さんは話します。

手をかけずに餌だけあげて自由に豚を育てる!

これが有方さんの放牧養豚のスタンスです。

豚に関わりたいけど、豚を自由にさせたいからあまり関わりたくない。

豚になんでもさせてあげられるような放牧をしたい。

放牧だから、人が仕事をするのは餌をあげることだけ。

それならば、豚の世話をする人も少人数でいいし、休みもきちんと取れる。

これらの考えのもと、放牧養豚を行っていきたいそうです。

これからやりたいこと

その1:みやだいビジネスプランコンテストに出場!

出場するのをやめようかと思ったこともあったそうですが、とりあえず結果がどうであれ、形にしたい!と話していました。

その2:土地を探す!

放牧するためには、広い土地が必要です。そのため、現在は県内で土地を探している最中だそうです。

その3:豚をよく観察し、勉強しなおす!

もっと豚を観察して、どのようにしたら豚によりよい環境で放牧ができるか考えるために勉強をしなおしたいそうです。

「人生ネタ作り」

「大失敗したとしてもやる!」

やりたいことについて話していく中で、この言葉を何回も言い切る有方さん。ここまで言い切ることができるほど、彼に原動力を与えていたのは、彼の友人が言った言葉でした。

人生ネタ作りだよ。チャレンジしないとネタがないんだから。失敗しても、後からネタ話にしたらいい!

その言葉を聞いて、飲み会の席で愚痴を言う大人より、次につながる話ができる大人になりたいと思ったそうです。

「だったらもう養豚やっちゃおう!!」

友人の言葉をきっかけに、自分の夢へ踏み出した有方さん。周りと比べると、就職活動はしていないから内定は0だけど、失敗してもネタ話にすればいい!と笑って話していました。

求めているもの

有方さんが求めているもの、それは

”農業を変えていく人たち”と”養豚を行うための土地”

です。

今までの農業を変えようとする高い志を持った人たちと出会うことを望んでおり、また、養豚を行うのに適した環境の広い土地を求めています。

最後に

有方さんのHiDANEいかがだったでしょうか?

活動に興味を持った方、応援したいという方は是非コメントやメッセージをお待ちしております!

また、HiDANE公式TwitterInstagramなどでもメッセージを受け付けております!

その他、シェアもいいね!も大歓迎です。

ではまた次回のHiDANEでお会いしましょう!

この記事を読んだ方にオススメの記事はこちら。

この記事をシェアする
アバター
投稿者: 松山葵
投稿一覧

宮崎大学 工学部2年 自分のやりたいことを探してます

コメント

  1. […] 活動歴:大学6年間を豚に費やしてきました。(取材記事) […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。