吉田日和
プロフィール
出身:宮崎県延岡市
所属:宮崎大学 医学部 医学科 1年
趣味:野球をすること、観戦すること
どうして医者に?
現在、医学部の学生として日々勉強に励む日和ちゃん。医者になりたい理由は人それぞれですが彼女は人と少し違いました。
彼女が医者になりたいと思ったのは、1枚の写真を見たことから始まりました。
ハゲワシと少女の写真
日和ちゃんが小学校の時に見た写真。それは
“ハゲワシと少女”という写真でした。
それがこちらです。
“ハゲワシと少女”
写真家ケビン・カーターがスーダンで撮ったものです。今にも餓死してしまいそうな少女を鷲が狙っている様子が撮影されています。当時のアフリカの悲惨さを写し出したものです。この写真はとても有名で、1994年にピューリツァー賞を受賞しています。
日和ちゃんはこの写真を見た時に、世界にはこんなにも苦しんでいる人がいることに衝撃を受けました。
それから次第に貧困で苦しんでいる人々のために自分ができることは何かを考えるようになり、先生か医者になりたいと思い始めました。
そして、医師免許取れば地域関係なく人々に貢献し、先生としても活動できると考え、医者になろうと決めました。
自分に何ができるのか悩んだ日々
何かやりたいと思ったものの、貧困で苦しんでいる人々が実際に何を必要としているのかわかりませんでした。
今まで本やネットでしか現地の情報について知ることができず、自分がその人々の手助けをできるイメージができなかったそうです。
そんなある日、宮崎の高校生が集まる日向キャンプに参加しました。そこにゲストとして発展途上国で活躍している方に出会います。
その方と話して、初めて実際に貧困で苦しんでいる人々の話を直接聞き、その地域の現状を知ることができたそうです。
それからもたくさんの方に話を聞きに行きました。その中でも特に日和ちゃんの心に残っているある方から言われた言葉があるといいます。
その方は医者をやりながらインフラや教育など地域の人のために活動されていて、対立するスーダンの国境でサッカーチームを作るなどテレビ番組にも出演される有名な方でした。
日和ちゃんが
「貧困で苦しむ方の役に立つことって何ですか?」
と聞くと、その方は
「全部ですよ!!」
と言いました。
その言葉はあまりにも強く、悲しく、怒りに溢れていました。
それを聞いた彼女は「それが現実なんだ」と、やっと”自分がその地域で何をやれるのか”をイメージすることができたそうです。
ある女子大生との出会い
自分のやりたいことが少しずつ見えてきた日和ちゃんですが、なかなか行動に移せずにいました。
ある日、大学の先生にその思いを話すと1人の大学生を紹介されます。
その方は日和ちゃんと同じ思いを持ち、実際にアフリカに行って貧困と向き合いながら活動していた3年生の先輩でした。
本も読んで勉強もして話も聞いて、行動したい思いが燃え尽きてしまい、モチベーションが下がっていた日和ちゃん。そんな時にその先輩から
「呼吸するレベルで行動する」
という言葉を聞き、まだまだやれることがあった!言い訳してるな!迷うくらいならやろう!「やります」とすぐ言えるようになろう!だからもういくしかない!
そう思えるようになりました。
今もその先輩のことを尊敬し、一緒に韓国旅行に行くほど仲が良いそうです。
人との繋がりで世界が広がることを実感し、感動したと日和ちゃんは話してくれました。
やりたいこと
人との繋がりによって、一歩踏み出す勇気を持つことができた日和ちゃん。
そんな彼女のやりたいことは
世界の格差を無くしたい!
ということです。
発展途上国にあるものは先進国からお金をもらって作ってるものがほとんどで、それは援助がなければ終わってしまいます。
それは時間の流れにおける”点”しか救えない事を意味します。なので、将来は持続可能なシステムを作りたいと考えています。
そして先輩と一緒に何かをやりたいという思いが強いです。医学部なので最短でもあと5年は動けないため、先輩と一緒に日本とアフリカで体制を整える活動をすることも考えています。
求めること
医学部の授業がこれから多くなってくるため、”やりたいことができるのか”という不安は正直大きいです。
彼女が今求めるのは
アフリカに行くための”お金と時間”がほしい!
なるべく時間とお金の浪費をなくし、医学の勉強をしながら学外の活動も積極的に取り組んでいこうとしています。
今は一生ものの仲間が見つかったから、あとは自分が行動するだけだと話してくれました。
「今やれることをやれる時にやる!」
そんな熱い思いを持ってこれから夢に向かって活動していきます。
最後に
日和ちゃんのHiDANE、いかがだったでしょうか?
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ではまた次回のHiDANEでお会いしましょう!