みなさんこんにちは。HiDANE 代表の久保嘉春です。ここ最近のコロナウイルスの影響を受け、宮崎では街の飲食店さんの方々があるプロジェクトを打ち立て、1つになって立ち向かおうとしています。
そんな飲食店さんの姿を見て、宮崎の底力のようなものを感じ、HiDANEとしても何かできることはないかと考えました。
そこで、今回はプロジェクトの内容とともに、コロナウイルスの影響下にある飲食店さんの思いを書かせていただきます。
コロナウイルスであまり外出を控えておられる方々、これが宮崎の今です。是非読んでいただきたいです、
目次
BUY LOCAL miyazaki
今回流行している新型コロナウイルスは、観光業だけでなく様々な業界に多大な被害をもたらしています。
それは飲食業界においてもそうです。そこで宮崎市内の飲食店さんを中心に、立ち上がったプロジェクトがこの「BUY LOCAL miyazaki」です。
橘通のTULLYS前にて、各飲食店さんが作ったお弁当を販売し、今回の危機的状況を一丸となって乗り越えていこうというものです。
では飲食店の方々はコロナウイルスをどのように受け止め、どのような思いでこのプロジェクトに参加しているのか聞いてみました。
出店される飲食店さんの思い
一平グループ
九州パンケーキカフェ
http://www.kyushu-pancake.jp/miyazaki/
一平寿司
村岡浩司さん
Q1.今回のコロナウイルスの影響は、ご経営されているお店のどのようなところに出ているのでしょうか?
新型コロナの感染拡大のニュースが広がり始めた、2月の4週目くらいから少しづつ客数が減少しています。特に、2月27日の「全国の小中学校の休校を要請する」という政府会見以降は大きく落ち込んでいます。
Q2.その影響を受ける中で、現在の心境は?
日本中が新型コロナの感染を食い止めるべく戦っている最中ですので、致し方ないと思っています。現在のように急激な客数源は大変な状況ですが、需要が下がれば「体験価値」を上げるという当たり前の原点に立ち返ろうと思っています。普段はお客様から対価(売上げ)を頂戴しているから、今は逆に「感動」と「感謝」をお返しするときですね。
Q3.今回のプロジェクトに、どのような思いで参加されていますか?
不要不急の外出を控えることと、「食べることを控える」ということは違うと思っています。市内の飲食店は皆さん工夫をこらしながら頑張っています。応援の輪を広げるとともに、地域全体で新型コロナに対する経済の疲弊を乗り越えるムーブメントになれば嬉しいなと思っています。
Q4.プロジェクトを通して達成したいことは?
「BUY LOCAL」の理念である“地元を支えよう”という地産地消の考え方が根付いていくと良いと思います。農業、文化、食、様々な文化で地元を応援するカルチャーが育っていくことを願っています。
Q.今、その他飲食店さんや消費者の方に伝えたいこと。
どんな暗闇の時でも、絶対に“明けない夜はない”と思っています。現在の異常な状況を凌ぎ切りながら、しっかりと未来志向で、未来を見据えて、明るい笑顔あふれるときが戻ってくることを楽しみにしたいと思います!!
パリの朝市
https://www.hotpepper.jp/strJ000589182/amp
田中鏡一さん
Q1.今回のコロナウイルスの影響は、ご経営されているお店のどのようなところに出ているのでしょうか?
3月の予約キャンセルだけでも 400近く出ています。
Q2.その影響を受ける中で、現在の心境は?
報道があった時点で予想はしてました。覚悟しながら愚痴らず、毎日をしっかり過ごす決意を持って過ごしています。
Q3.今回のプロジェクトに、どのような思いで参加されていますか?
売り上げよりもどんよりしている世の中に頑張る姿勢を見せたい気持ちが大きいです。
Q4.今、その他飲食店さんや消費者の方に伝えたいこと。
このプロジェクトが他店にも共感され、広まり、参加店が増えて欲しいです。そして、若い人との繋がりにも感謝しています。
みやざき晴海Hareumi
竹井倫世さん
Q1.今回のコロナウイルスの影響は、ご経営されているお店のどのようなところに出ているのでしょうか?
現状の数値として口蹄疫、東日本大震災、新型コロナウイルス。ここまで売上打撃を頂いたことは今までの商売人生ありませんでした。
Q2.その影響を受ける中で、現在の心境は?
未知のウイルスとういうことで、お客様お一人お一人の立場を考えると、簡単に来てくださいと言えない辛さが一番大きくあります。
Q3.今回のプロジェクトに、どのような思いで参加されていますか?
同時に大きなチャンスも感じています。今まで個店主義が比較的多かった業界が、今こそ連携・連動について考える時なのではないでしょうか。また海外の飲食ビジネスのように、持ち帰り需要に柔軟対応できる業界、前払い制度の導入など、今こそ業界の変革時期だと感じています。
Q4.今、その他飲食店さんや消費者の方に伝えたいこと。
垣根を超えた連携、地産地消、地元応援スタイルの構築。一緒に地域を、街を共に盛り上げていきたいです!お客様に好きなスタッフ好きなお料理、地元宮崎の食のこと、外食の楽しみ、をもっと感じていただけるよう業界全体で努力していきます。
旅館小戸荘(おどそう)
薗田有美さん
Q.今回のコロナウイルスの影響は、ご経営されているお店のどのようなところに出ているのでしょうか?
宮崎にお一人出られてからのキャンセルは本当に早かったです。本来ならば歓送会、卒業シーズン色々な面で繁盛期でした。当店は旅館でインバウンドのお客様が多いのですが、そちらももちろんストップでした。本来は欧米の方が多い旅館でもあります。飲食店もですが、その他ホテル、旅館は、スポーツ合宿を期待されていた3月はかなりのキャンセル量だったようです。
Q2〜4.
我が子は卒業式と受験もダブルパンチでした。一生忘れられないでしょう。一日も早く終息することを願っています。
とにかく落ち込んでいても仕方ないですから、今は出来ることを1つずつやっていくという気持ちでいます。私たちの活動をみて自分たちもがんばらなくては!と「頑張ろうの輪」がどんどん広まってほしいです。
プロジェクト詳細
このプロジェクトは3/16にスタートし、TULLYS橘通店 月曜日〜金曜日 11:30〜13:30 となっています。
左上 特製ローストビーフ丼 (一平グループ)
右上 洋食屋のハンバーグカレー弁当 (パリの朝市)
左下 若鶏炭火焼弁当 (みやざき晴海)
右下 宮崎県自治会館宿泊食堂復刻ハヤシライス(小戸荘)
上のように、飲食店さんがそれぞれのお弁当を販売しています。そして今回特に注目していただきたいのが、こちら
出店されるお店が共同で作った、ここでしか食べれないコラボ弁当です。今回のプロジェクトで特別に販売されています。これは食べるしかないですよね…みなさん是非足を運んでみてください!
詳しい情報は下のBUY LOCAL miyazakiのサイトリンクをクリック↓
https://www.value-press.com/pressrelease/238100
最後に
このようにみなさんの思いをお聞きすると、コロナウイルスの影響の大きさと同時に、宮崎に対する思いの大きさも感じることができました。
今回のプロジェクトは飲食店の方だけでなく、それをサポートする様々な分野、業界で活躍する方々が集まり、考えて実施されています。
活躍される場所は違えど、おそらく今みなさんの思いは大きく1つだと、僕自身もミーティングに参加させていただき感じました。
コロナウイルスという最悪の状況を、最高の機会にするのは私たち次第なのではないでしょうか。