〜3密を避けた入学式〜バーチャルHiDANEBarの誕生秘話
目次
新型コロナウイルスにより一時休業に
みなさん4月も半ばに差し掛かり、どのようにお過ごしでしょうか?といってもほとんどの方が自粛、自粛、自粛。ですよね。
新型コロナウイルスの影響を受けて、不本意ながらHiDANE Barも4/1より臨時休業とさせていただいております。
“新型コロナウイルス”もうこの言葉が出てくるだけで疲弊してしまいます。おそらく皆さんも様々な形でなんらかの影響を受けられていることでしょう。
そんな中、先日4/15にHiDANE Barでは「勝手に入学式、独断と偏見を添えて」というイベントを開催いたしました。
今回はこの企画の誕生秘話について、バチャルHiDANE Bar作製者の吉松くんの言葉も踏まえてお話ししていきます。
バーチャルHiDANE Barとは?
バーチャルHiDANE Bar とは、新メンバーの1人である吉松大志くんが作成した、仮想空間内におけるHiDANE Bar のことです。
上の写真のように、2次元空間に本物のHiDANE Bar を模造したものを作成。そしてその世界に、私たちも仮想空間の人物となって入ることができるようになっています。
「シンプルにすごい…」
その空間ではもちろん新型コロナウイルスというものは存在せず、どれだけ”何密”になっても感染する可能性は全くありません。
入学式すら行えなかった新入生は、大学生活が不安でたまらないはず、そんな子たちのために行ったのが、”勝手に入学式、独断と偏見を添えて”です。
ではこのバーチャルHiDANE Bar はどのようにできたのでしょうか?
今回のプロジェクトを主導した吉松大志くんに話を聞きました。
バーチャルHiDANE Bar 誕生秘話
バーチャルHiDANE Bar を作ったきっかけは?
このバーチャルHiDANE BARを創ったキッカケってすごく雑でした。「営業できないねー」
「そうだ、バーチャルにつくったらいいんじゃね?」
本当に軽いノリで始まりました。「そんなことできるの!?」と疑われました。もちろん私も確証があったわけではありません。
でも、「できるかできないかは、直接自分の目で確かめたい」と考える人なので、とりあえずやってみることにしました。
バーチャル空間の製作は難しくはなかったのでしょうか?
やると決めてしまえば意外と手が進みます。勉強と実践の同時並行でワールド(仮想空間)を製作しました。「バーチャル入学式」と名付け、新入生向けにイベントを行うことにしました。
「サークルの情報が新入生に入っていない。ポスターを飾ろう」と思いつき、SNSを通じて各サークルの部長さんに呼びかけてご協力をいただきました。
当日は40人以上の参加者にワールドが溢れ、無事成功でした。
今回のプロジェクトを振り返ってみてどうでしたか?
バーチャルHiDANE BARを創ろうと提案してからイベントまでは約1週間というスピード感溢れる日々でした。
このイベントの成功要因は「夢中」にあると感じました。仮想空間について勉強を始めたのはイベントの1ヶ月前からです。
この1ヶ月間、私はひたすら仮想空間に夢中でした。それはもう、お風呂の時間さえずっと頭の中で「あの世界だったら何ができるかな」「アイドルのライブもできるな」「ってかバーチャル原宿行けるじゃん」とか考えていました。
吉松くんにとって「夢中」とは?
私にとって「夢中」とは、ある種の能力です。じゃあこれは遺伝子によるものなのか、ということではありません。この能力は誰もが持っていると思います。
この「夢中」の生み出し方を私は「『知識欲』×『創造力』の原則」と呼んでいます。
自分で得た知識を自分のやりたいことや好きなことに繋げてみる。そのパイプ役を担うのが創造力だと思っています。
今回のイベントを例にしてみると、専用ソフトを使って勉強していくうちに「壁の建て方」が分かりました。すると私は「じゃあこれでHiDANE BARの建物をつくってみよう」となるわけです。
さらに、「内装もこだわりたいな。冷蔵庫を置きたい」と考えます。そこでまた、その方法を調べて知識を得る、冷蔵庫を置く・・・・・の繰り返しを「夢中」と呼んでいるのです。
夢中になっている間は幸せなことに、苦が感じられません。
このイベントを通して、「夢中」能力の活用方法をさらに深めることができたと思います。「好き」が「モノ」を上手にさせるんだなと再確認しました。
次はバーチャルHiDANE BARで何しようかな・・・・・