佐々木良高
2002年宮崎大学工学部を卒業後、UMKテレビ宮崎で勤務し今年で19年目。現在はお子さんが3人。趣味は料理(特に中華)と中国語を話すこと。
目次
はじめに
皆さんこんにちは!HiDANE代表の久保嘉春です!
今回取材させていただいたのは、宮崎大学のOBで、現在はUMKテレビ宮崎で勤務されている佐々木良高さん。
テレビというメディアのお仕事をされている佐々木さんですが、大学生の頃から抱く夢がありました。
今回は、現在社会人である佐々木さんの大学時代を振り返りながら、その思いに迫りたいと思います。
そして、みなさんそれぞれが、将来どのような姿になっていたいのか、改めて考えるきっかけになればいいなと思います。
中国に魅了された大学時代
中国留学へ
宮崎大学工学部に所属していた佐々木さん。大学時代は海外に行くことに憧れがありました。
最初は欧米に行きたいと思っていましたが、大学の同級生に中国からの帰国子女の友達がいたそうです。
その方と話している中で、今まで全く興味がなかったアジアに魅力を感じるようになりました。
また、当時の工学部はアジアとしか協定を結んでいなかったこともあり、上海の大学に語学留学することを決めました。
中国留学のインフルエンサーに
初めて行く中国は佐々木さんにとって、とても刺激的で、知れば知るほど魅力的な国に見えて行ったと言います。
もっと中国の素晴らしさを知ってほしい!自分と同じように中国に留学しようとしてる学生の背中を押したい!
次第にそう思うようになりました。
当時はインターネットも普及していない時代で、ブログなどもなく、現在のように留学に関する情報がほとんどなかった時代でした。
そこで佐々木さんは、中国滞在中に、「留学生日記」というホームページを作って、現地での暮らしを発信していきました。
すると、「実際にホームページを見て留学に来ました!」という学生も増えていったといいます。
当時は中国留学において、ちょっとしたインフルエンサーでした。
当時の日記は現在もホームページに掲載されているとのことなので、ぜひご覧ください!
http://www.sasaki-japan.com/shanghaidiary2000/index.html
そんな活動的な日々を過ごし、1年間の中国留学を終え、帰国して当時は、「日本と中国の懸け橋になりたい。」そう思っていました。
中国語を話すことが大好きに
もともと語学が大好きだったという佐々木さん。留学前にも2年間ほどNHKラジオの語学講座を聞いて中国語を勉強していたそうです。
中国留学を終えて、さらに自信を持って話せるようになり、中国語で話すことが大好きになりました。
アメリカやその他の国に行ってもチャイナタウンに行ってしまったり、「中国のどこから来たの」といわれるほど、中国に溶け込んでしまえたそうです。
また宮崎でも、中国語が話せる店長さんがいらっしゃる料理屋さんに毎週通い、ずっと中国語で話しています。
このように大学時代の経験を経て、文化や言語も含め、中国のことが大好きになりました。
そんな佐々木さんの中国愛は、社会に出ても生かされるように。
佐々木さんのお仕事
テレビの仕事に携わって19年
現在、3人のお子さんを育てながら、お仕事をされている佐々木さん。
もともと技術の専門職でテレビ局に入社しましたが、中国語が堪能だったということもあり、入社早々中国にある海外友好局との通訳に抜擢されたそうです。
中国語を話すのが、自分にしかできないことだと実感し、「やりがいがあった」と、当時を振り返っていらっしゃいました。
その後、アナログ放送から地上デジタル放送に置き換わる時にも工学部ということもあり、先頭に立ってお仕事をされ、2012年から3年間、テレビCMの営業をする営業部に配属になります。
営業部は専門職とやってることが全く違い、最初は戸惑いや挫折することが多々あったそうです。
ただ、営業を自ら経験したからこそ自分自身を成長させることができたと当時を振り返ります。
2015年から現在の番組編成をする「編成業務部」に配属になり、今年で入社19年目になります。
現在のお仕事
現在はUMKの番組を視聴者や広告主のニーズを考えながら1週間を通してどのように放送するかを決める「編成」という仕事をされています。
また、「編成」以外でも佐々木さんはたくさんのプロジェクトに携わっています。
https://www.umk.co.jp/app.html
その1つとして、昨年7月にスマートフォン向けにUMKアプリを立ち上げました。
UMKアプリでは宮崎のニュース、天気予報はもちろんのこと、地震や津波などの災害情報や最近では新型コロナウイルス関連情報なども随時発信しています。
また、アプリ以外でもYoutubeLIVEを使った動画配信など新しい媒体の形も模索しているとのこと。
そんな中でも今、UMKテレビ宮崎さんが一丸となって取り組んでいらっしゃるプロジェクトがあります。
UMKテレビ宮崎開局50周年ドラマ
UMK初のドラマ制作
UMKテレビ宮崎さんは今年で開局50周年を迎えられます。50周年を記念したプロジェクトの1つUMK初の試みであるドラマ放送があります。
佐々木さんももちろん、UMKテレビ宮崎の社員さんが一丸となって取り組んでいらっしゃるプロジェクトです。
今回放送されるのは、宮崎出身の東村アキコさん原作、平祐奈さん主演の「ひまわりっ~宮崎レジェンド~」というドラマで、6月1日から放送予定とのことです。
ドラマの囲み取材に行ってみた!
今年の2月18日にUMKテレビ宮崎で開催されたドラマ「ひまわりっ〜宮崎レジェンド〜」の囲み取材に、佐々木さんに招待していただき、参加してきました。
出演者の方々のドラマに対する思いであったり、宮崎に対する印象だったり、終始温かい雰囲気で取材が行われました。
平祐奈さんや⾼橋克典さんが
「宮崎の方は穏やかであったかくて、あれ?親戚じゃないかな?って思うくらい優しい」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
出演者のみなさんが、そんな宮崎の良さを感じ取って作り上げていらっしゃって、作品の温かさも感じることができました。
出演者の方とテレビ局の方のやりとりも語られていた部分もあって、そんな宮崎らしいドラマ「ひまわりっ〜宮崎レジェンド〜」の放送が本当に楽しみですね!
「新型コロナウイルスで閉塞感が社会全体に漂ってる中で、少しでもドラマを見てハッピーな気持ちになっていただきたい。」
佐々木さんもそんな思いでこのプロジェクトに携わっていると話していました。
下に「ひまわりっ〜宮崎レジェンド〜」のホームページのリンクも貼っておきますので是非ご覧ください↓
https://www.umk.co.jp/50th/himawari/
演者さんだけでなく、番組表の調整や、放送形態の変更など、沢山の方々が関り、全員で1つのものを作るのがテレビという仕事なんだと知りました。
そして何より、佐々木さんの職場に足を運ばせていただき、感じたことは、佐々木さんのテレビを通して宮崎に笑顔を届けたいという思いでした。
佐々木さんのやりたいこと
アジアの人々とテレビを通してもっと繋がりたい!
大学時代に中国に行った経験から、中国を含めたアジアと日本のつながりに興味があった佐々木さん。
最近は中国や韓国のテレビ局との交流が減ってきているのをとても残念に感じています。
これは新型コロナウイルス以前の問題で、佐々木さんは、政治だけでなく、民間においても他国との交流が必要であると考えています。
その中でも特に思い入れのあり、価値観が近く、距離感も近い、アジア諸国との交流がしたいと話します。
「韓国、台湾、中国などをテレビを通して繋ぎたい。19年会社にいるし、何か自分がその架け橋になれないかと試行錯誤を重ねている。
19年も社会人をやっていると、「今更無理か」と諦めてしまう。既成概念にとらわれたらダメなのはわかっていてもそうなってしまう。」
でも
今の自分にもできることはあるはず!
自分を信じて実現させたいと話してくださいました。
求めるもの
県内にいる外国人に、県内の情報をもっとわかりやすく発信できる仕組みを作る仲間
海外から来た方々の悩みは、その地域の情報の受け取り方がわからないということです。知っていても、海外の方に向けて発信される情報には限りがあります。
社会人になって19年経った今、もっと違う形で社会に還元できないかと思った佐々木さんは、その課題を、テレビという媒体を使って解決できないかと考えています。
そして現在、佐々木さんは、日本に来た留学生をご自宅に誘ってバーベキューをしたり、宮崎市の国際交流協会などで通訳ボランティアをやったり、お仕事以外でも積極的に活動していらっしゃます。
「テレビという形以外でも、海外から来た方々を助けていきたい」
と話してくださいました。
「国関係なく、もっと友達関係を作ってもいいじゃないかな」
そんな思いで佐々木はお仕事やその他の活動に積極的に取り組んでいらっしゃいます。
最後に
佐々木さんのHiDANEいかがだったでしょうか?
今回の取材で、僕たち学生が持っている今しか感じ取れることができないものや時間の大切さを、佐々木さんに教えていただきました。
そして、20年たった今、もう一度その頃の夢を叶えようとする佐々木さんの姿に、たくさんの刺激を頂きました。
僕が大人と言われるようになった時、若い人たちに希望を与えれるような、佐々木さんのような自分でいれたらいいなと思います。
佐々木さんのFacebookアカウントを貼っておくので、ぜひ友達申請してみてください!
https://www.facebook.com/yoshitaka.sasaki.18
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ではまた次回のHiDANEでお会いしましょう!